「好き」に熱中し続けたら、仲間が見つかった

2022年9月にプレオープンする街中のコミュニティワークスペース「SOU(ソウ)」。浜松市内で複数のコワーキングスペースを運営する株式会社デクシィが新しく始めるこの場所は、「好きが見つかる」をテーマに、イベントや勉強会などの開催しています。

今回は、浜松で「kintone Café」を運営する吉田さん、齋藤さん、鈴木さんの3人にお話を伺いました。3人とも異なる会社で働きながら「kintone Café」の運営を行なっており、サイボウズ本社からも注目されるほど、ユーザーが中心となったコミュニティ運営がされています。

プロフィール

吉田さん

キャップクラウド株式会社に勤務。kintoneを使った開発、業務システムの開発支援。お客様にあったシステムをkintoneで開発している。

齋藤さん

全国で約3000人の従業員がいる東京コンピュータサービス株式会社の浜松支店長。企業向けのシステムの開発を行なっている。

鈴木さん

袋井市の豊田肥料株式会社の情報システム室に勤務。農業資材、肥料などの卸売りと小売、お米やメロンの販売、ガス、重油灯油の販売などを行なう。情報システム室、各部門のお困りごと、パソコン操作の補助、基幹システムの運用などを担当。

kintone Café

kintone Café は、まだkintoneに触れたことの無い方から、より高度なカスタマイズを行いたいと考えているプロフェッショナルの方まで幅広い層を対象に、楽しく学び・教え合うことで、kintoneの魅力や活用法をみんなで共有するための勉強会コミュニティです。

kintone Café
目次

kintone Caféとは?

吉田さん:kintone Caféは各県に1つありますが、静岡県は特別で、浜松と静岡市にあります。浜松は、2017年に第一回の集まりがあり、現時点で43回開催しています。当時、立ち上げたメンバーは全員いませんが、2018年ごろから私たちが受け継いでここまで運営してきました。最近は鈴木さんと齋藤さんと3人体制で、今は30人くらいは集まります。継続してやってこれたおかげで、開催数で言えば浜松が全国で一番か二番になりました。最初は人が集まらないし、毎月定期的にやることがキツかったのですが、継続してきてよかったなと思っています。

吉田さん:イベント運営は自然と分業になりました。イベント進行中にTwitterで呟くのも、一人だと難しいんですよ。お願いできるところは、お二人にお願いしています。

齋藤さん:打ち合わせゼロなんですけどね(笑)。楽しいからできますよね。参加者が新しい情報や経験した事例を話すような流れができて。地域ごとにカラーがあるんでしょうけど、浜松は様々なバックグランドがある人が来ておもしろいですよ。

kintoneが人生を前向きにしてくれた

吉田さん:kintoneを初めて触ったときに、衝撃を受けました。AWSを知ったときもすごい衝撃を受けましたが、これがあればなんでもできるなって。今から5年前くらいでしょうか。外部サービスと連携するAPIが用意されている段階で、余計そう感じたのかもしれません。それから、休日の日も、楽しくてずっとkintoneでプログラムを書いていましたね。そのおかげで、今の会社に転職できました。

鈴木さん:昔、パソコンすらなかった時代に、SEの経験もあって、情報システムの部署に配属されました。そこで、kintoneを触ることになったのですがわからないところも多かったんです。「なんでできないんだろう」ってモヤモヤしているときに、Facebookでkintone Caféを知りました。そこから会社関係なく、2回目から参加するようになりましたね。ネットでは出てこない情報などを聞けて、すごく役立っているし、関わるのが楽しいです。

齋藤さん:同じような悩みを持っている人がいますよね。情報の濃さが直接会ったほうが濃いと感じています。ユーザー同士で解決できるのがいいですよね。

kintoneに熱中する理由

齋藤さん:システム開発会社は、要件を聞いて設計してプログラムしてテストして本番という流れで仕事をしています。どんな些細なシステムでも、手順が必要で時間がかかるのが問題でした。kintoneはパーツを並べていくだけで仕組みができるので、簡単なシステムなら数時間後には出来上がっています。

吉田さん:その速度感、やりたいことがすぐに実現できるというのが大きいですね。

鈴木さん:今働いている会社にkintoneが導入されて、ドラックドロップするとアプリができるのがすごいなと思いました。費用面でも安いですよね。パッケージを買っても使わない機能があったりしますが、kintoneなら必要な機能だけです。発想さえあればなんでもできるので、中小企業に向いているシステムだと思います。

吉田さん:クラウドで完結するのでパソコンとネットワーク環境があれば場所を問いません。あとはユーザーがたくさんいるので、自分のやりたいことをすでに形にしているかもという安心感もあります。

鈴木さん:kintoneを使うまでは、会社の外で学習することもなく、こうしたコミュニティがあることも知りませんでした。kintoneがなかったら、勉強もしていなかったと思います(笑)。出会えたことで世界が広がって、外に出て自分のできなさもひしひしと思わせてくれました。

齋藤さん:僕も仕事として関わっているわけではなく、楽しいからやっています。ITの横のつながりをここで作れたり、情報交換するのが純粋に楽しいんです。

吉田さん:私も好きでずっと触ってきて、気がついたら転職もしていました。あとは、kintone Caféを毎月やっていたら、サイボウズの目に留まったらしくkintoneの13人目のエバンジェリストになりました。普通、kintoneの開発がバリバリできる人がなるのですが、取り組みを評価いただいて。目立っていたらしです(笑)。今は20名ほどいるようです。

SOUはどのように活用したいか。

吉田さん:サイボウズがユーザーを集めて発表する大きなイベントがあるのですが、浜松ではSOUでやりたいです。全国では東京や大阪、名古屋、仙台などで開催されています。他にも、50回目のイベントでは、ゲストを呼んで大きくやりたいと思っています。サイボウズの方やベンダーを呼んで話をしてもらったり、浜松でkintoneを使っている人をよんで話してもらうのもいいかなと。

齋藤さん:リアルとオンラインのハイブリットでやれたらいいですね!

鈴木さん:ぜひやりましょう!

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